Alteryx2018.2新機能 : 入力ファイルにGZip(.tar.gz)ファイルが指定可能に

Alteryx2018.2新機能 : 入力ファイルにGZip(.tar.gz)ファイルが指定可能に

Clock Icon2018.06.29

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小ネタです。

Alteryxの現時点(2018年06月末)での最新版、2018.2で紹介されている機能の中に「入力ファイルにGZip(.tar.gz)ファイルが指定可能に」というものがありました。当エントリではその内容について紹介してみたいと思います。

「Input Data」ツールの入力ファイルの選択肢で「GZip(.tar.gz)」が選べるようになりました

まずはじめに検証用ファイルを用意。エンコード:utf-8のファイルを使い、tar.gz(2018.2で対応)、gz(現状未対応)それぞれの圧縮ファイルを用意します。

$ nkf -g sample_superstore_orders.csv 
UTF-8

## tar.gzファイルの作成
$ tar zvcf sample_superstore_orders.csv.tar.gz sample_superstore_orders.csv
$ nkf -g sample_superstore_orders.csv.tar.gz 
BINARY

## gzファイルの作成
$ gzip sample_superstore_orders.csv
$ nkf -g sample_superstore_orders.csv.gz 
BINARY

専用のフォルダを設け、作成したファイルを配置しました。(".tar.gzに対応"という内容を受け、現時点ではまだ対応されていない".gz"の圧縮ファイルも併せて配置してみました)

tar.gzファイル対応が為されていない「v2018.1」で内容を確かめてみます。Ipnut Dataツールを起動し、ファイルを参照。ファイルの種類を「All Data Files(全種類)」としていますが、合致するファイルには何も出てきません。

一方、「v2018.2」では以下の様に「.tar.gz」ファイルが表示・選択出来るようになっています!

勿論、ファイルの種別にも候補として「.tar.gz」が表示され、選択出来るようになっています。

ファイルの選択・操作を進めると、解凍したいファイル及び内容の選択を促されます。ファイルを指定後「Open」を押下すると、

以下の様に内容を確認する事が出来ました! (今回検証に使ったファイルはutf8エンコードだったため、ファイルのCode Pageに「Unicode UTF-8」を指定した後、「Refresh」押下で内容を再表示させています)

まとめ

という訳で、Alteryx v2018.2の新機能「入力ファイルにGZip(.tar.gz)ファイルが指定可能に」のご紹介でした。

解凍せずともファイルの内容が確認出来る事、またその種類が増えたのは嬉しい事ですね。データ分析環境へのファイルの受け渡し、連携の際にはこういう形で圧縮ファイルを扱う事も非常に多いですので、上手く活用していきたいところです。

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